ぬかが代議士が会長を務める衆議院情報監視審査会は3月29日に平成28年度年次報告書を取りまとめ、大島理森衆議院議長に同報告書の提出を行いました。
情報監視審査会は、行政における特定秘密の保護に関する制度の運用を常時監視するため特定秘密の指定・解除および適性評価の実施状況について調査を行うとともに、委員会等が行った特定秘密の提出要求に行政機関の長が応じなかった場合に、その判断の適否等について審査を行うことを目的に平成26年12月に設置されたものです。
2期目となる平成28年度の衆議院情報監視審査会は、対象期間中に12回開催され、政府の12行政機関の特定秘密について鋭意調査を行ってきました。
この審査会の調査により、具体的な情報が出現する前に特定秘密をあらかじめ指定するものや、文書・物件などがなく職員の知識の中にだけ存在するものなど、行政文書が不存在の特定秘密が多数あること等が判明し、審査会の指摘に基づき政府において運用の是正が図られるなどの措置が講じられています。
ぬかが代議士は、同報告書の衆議院議長への提出後の記者会見の席において、昨年度に引き続き立法府の立場から国民的な視点に立って調査を行い、特定秘密の解除等改善措置を実施することができたことについてなど審査会の活動の成果を強調するとともに、特定秘密の名称の付け方など前年の指摘に対して十分な措置が講じられていない事項については引き続き調査を行っていく旨の決意を述べました。
なお、4月4日には衆議院本会議において、情報監視審査会の国会報告が行われています。
ぬかが代議士は、日頃から「民主主義の基本である国民の知る権利に基づき、政治、行政の透明性を高めたい」と主張しており、行政における特定秘密の運用を監視する立法府の責任者として、国民の期待に応えられるよう審査会の運営を行ってまいります。
衆議院情報監視審査会平成28年年次報告書はこちら
REPORT活動報告
2017.03.29